冬がやってきます。

S-Bahnやバスは遅れるのが普通になってきます。
普通と思えば腹も立たないでしょう?
(自問自答)

20分以上遅れたら、MVG(ミュンヘン市交通)は返金もしてくれる!
と、すごいうたい文句ですが、雪など天候による延着は対象外だそうです。
と言う事はつまり、忍耐の日々の到来でもあるわけです。

さあ、冬タイヤに変えたし、もう安心?と思ったら
交差点で隣に止まった車が滑ってぶつかってきたりねぇ・・・
冬に夏タイヤで事故したら、罰金、更に保険も下りませんのでご注意ください。

日照時間も短くなって、夕方4時にはまっくら・・・

そんなのがドイツの冬・・・?

いいえ、それだけでは勿論ありません。
楽しい事だって盛りだくさん。
おうちの中はセントラルヒーティングでトイレだって寒くない。
冬眠に近い状態になれるDVDレンタルも始まりましたよ(笑)
ミュンヘンの冬は意外と快適なのです。

そして、ヨーロッパ各地で個性の出し合いの
心踊る大イベントの一つ
クリスマスが始まります!
Weihnachts ミュンヘンのクリスマス
クリスマス行事・2006年

12月1日(金) クリスマスマーケット開催
12月3日(日) 1.Advent 第一アドベント

12月10日(日 )2.Advent 第二アドベント
12月6日(水) 聖ニコラウス
12月17日(日) 3.Advent 第三アドベント
12月24日(日) 4.Advent 第四アドベント
12月24日(日) Heiligabend 聖なる夜
12月25日(月・祝) Weihnachtstag クリスマス
12月26日(火・祝) Weihnachtstag クリスマス
2007年1月6日(土・祝日) Drei Könige 三賢者の日

12月6日マリエン広場に現れる聖ニコラウス

商業化も手伝って世界的な大イベントになってきたクリスマス。

日本での統計調査によると(2005年度)、
クリスマスは「家族や恋人と楽しむ日」、との答えが6割だそうです。
キリスト教圏では言うまでもありませんが、
「イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う記念日・祭日」となっており、
会社もお店もお休みとなります。

こまかく言うと様々ですが、どの街でもだいたい、
クリスマス4回前の日曜日
、第1アドベント(待降祭 )を目安に本格的に
クリスマスの準備期間が始まります。

ミュンヘンではオクトーバーフェストの飾り付けが終わると
すぐクリスマスの飾り付けになるお店も増えてきましたが、
第1アドベント前の週末にクリスマスマーケットが始まり、
生木のクリスマスツリーは12月に入ってから売られ始めます。

聖なる夜Heiligabendの24日には家族が集い、ツリーを飾り、
食事やプレゼントを楽しみ、教会へ行きます。

クリスマスの終わりは、翌年の1月6日の三賢者の日となります。
この日にクリスマスツリーや飾り付けを片付け、
約1ヶ月以上続いたクリスマスの一連の行事が終了します。

ちなみに、スペインやイタリアでは、1月6日にプレゼントをもらうのだそうです。

シュタイフ社のぬいぐるみが動く!
クリスマス名物
デパートKaufhofマリエン広場の
ショーウインドー
いつもすごい人だかり。
Christbaum クリスマスツリー

諸説はさまざまですが、現代につながるツリーの歴史は意外に新しく、
17世紀にドイツの舞台劇でつかった
禁断の果実がなった木がツリーの起源と言う説があります。


12月に入ると、大型スーパーの駐車場、空き地や広場が生木ツリーの
特設販売会場となります。

主に売られているのは、Tanne:モミ(Abies マツ科モミ属の常緑高木)
Fichte:ドイツトウヒ(Picea マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)
などで、中でもNordmanntanne(Abies nordmanniana)
と言うモミは、葉が落ちにくいので人気があります。
冬の間も葉が落ちず、緑を保っているために、
強い生命力の象徴ともされていています。

大きな木は、持ち帰りやすく特性の網掛け機で網を掛けてくれます。
木を立てる土台は、大型スーパーやホームセンターで手に入ります。

23日までそのままにしておき、24日に飾りつけをします。

生木のクリスマスツリーの処分の仕方

1月6日過ぎると、住宅や、地域の掲示板に捨て方が記載されます。
何処何処に、何日の何時までに置いてください・・・など
支持に従い処分します。


ミュンヘン市庁舎前のクリスマスツリー(30m)
Sataclaus und St.Nikolausサンタクロースと聖ニコラウス
日本やアメリカのサンタさん(ドイツでは「Weihnachtsmann」)は、
24日の夜プレゼントを配ると言うお話ですが、

そもそも、このサンタクロースとは、
聖ニコラウスのオランダ語読みの、
シンタ・クラウスがアメリカに渡りなまったものだとか。

サンタクロースのモデル聖ニコラウス
4世紀に小アジアのミラの司教だった人。
鞭を持ち12月6日、よい子にはご褒美を配り
(現在のサンタさんに通じる)
悪い子は鞭でおしおきする、と言う事です。
(なんとなく、「なまはげ」にも通じますね・・・)

聖ニコラウスは、12月6日に地域の集まりや、
クリスマスマーケットに現れます。

そして、ミュンヘンの子供たちに24日の夜、
姿を見せずこっそりプレゼントを持ってきてくれるは、
ニコラウスでも、恋人と言うサンタクロースでもなく、
「Christkind」と言う、天使と言うことになっています。



1496年に描かれた
聖ニコラウス

二ュールンベルクのChristkind
このゴージャスなお姉さんが
自宅にプレゼントを
持って現れるかどうかは謎
Weihnachtsmarkt/Christkindlmarkt クリスマスマーケット
ミュンヘン市内の主なクリスマスマーケット
空港や大型家具店Segmüllerとかでもやっています。

Christkindlmarkt am Marienplatz
マリエン広場

12月1日(金)17時より
公式オープニングセレモニーとして、
Oberbürgermeister(市長)による、
クリスマスツリー点灯式が行われます。

~*~2006年開催期間~*~
12月1日~12月23日
月~金 10:00~20:30
  土   9:00~20:30
  日  10:00~19:30
*マーケット出店のお店のおおよその営業時間です。
店舗によってまちまちです。

RosenheimerPlatz
Haidhauser Weihnachtsmarkt
2006年11月30日-12月24日
11:00-20:00
,金・11:00-22:00
Sendringertor
2006年11月30日-12月23日
10:30-21:00
英国公園内「中国の塔」
2006年12月2日-12月23日
月-金12:00-20:00
土・日11:00-20:00
Münchner Freiheit
2006年12月1日-12月24日
月-金 12:00-20:30
土・日 11:00-20.30
Pasing
2006年12月2日、3日
12月9日、10日
12月16日、17日

13:00-19:30

中世風クリスマスマーケット
Weihnachtlicher Mittelaltermarkt mit Adventsspektakel
2006年11月30日-12月23日
ビッテルスバッハ広場Wittelsbacher Platz (オデオン広場近く)
開催:火-金14.00 - 20.00  土、日10.30 - 20.30 (月曜・休)

その他のマーケットはこちら
ミュンヘン市内クリスマスマーケット一覧
クリスマス名物
Christstollen クリストシュトーレン

シュトーレンは、キリストの誕生を祝う菓子パンです。
形も実は「おくるみ」の形をしています。

その昔、ドイツでは冬に食べる果実などが少なかったので、
パンにドライフルーツを練りこみ、栄養を補給する
意味もあったということです。

日持ちがし、3月頃まで食べられます。
Glühwein グリューワイン

基本的には赤ワインに砂糖、フルーツ、スパイスを加えた
ホットワイン(白もあり)。あったかいワイン?!?!
と誰しもが始めは思うかも知れませんが

(実は私もその一人)

シナモン、丁字、柑橘類、ベリー類をはじめ通常7種類くらいの
香辛料や果物が使われいています。
香辛料の種類や量、作り方などがそれこそ、味噌汁のように違い、
奥が深い飲み物です。
( 個人的にはブルーベリーが入ったのがお気に入り)

子供用のノンアルコールKinderpunschから、
更にラムやシュナップス(焼酎)を足して飲んだりと楽しめます。

零下のマーケットで凍える身体が温まって
ゆくのを実感してもよし、
自分で赤ワインから作ってもよし、
瓶ものを買って暖めてもよし、
(注:電子レンジで暖めるとあまり美味しくありません!)
様々な楽しみ方があります。

カップも店ごとのオリジナルがあったり、
年号が入っているものもあるので、
メモリアルグッズとしてもGOOD。

*マーケットの屋台では、大抵このカップに
デポジット料金が加算されます。
カップを返せばお金は戻ってきます。

マーケットの屋台前で立ち飲みが基本
屋台ごとに味が違う

Lebkuchen  レプクーヘン

レプクーヘンはシュトーレンと並ぶ
ドイツのクリスマス代表菓子で、
ニュールンベルグの物が有名です。
伝統的なものは、3ヶ月かけて生地を熟成させ、
香料と蜂蜜の割合が高く、
保存期間が長いことが特徴です。

スーパーなどではこの時期、ドサリとレジ周りやお菓子売り場の
一番目立つ所に積み重ねられています。

スーパーで見かけるタイプ
レプクーヘンでできたお菓子の家

Plätzchen
 プレツヒェン


ドイツの家庭では「来年も良い年になるように」と想いをこめて
クリスマスまでに多種類のクッキーを焼きます。
たかが焼き菓子、されど焼き菓子・・・
各家庭、ケーキ屋さんオリジナルの物も含めると、
その種類ははかり知れません


プレツヒェンは様々な形、味が楽しめる

Advend
 アドベントカレンダー


1から24までの数字を、12月1日から一つづつ開けてゆきます。

中身がチョコレートの物が代表的。
布製でポケットになっているものに、
一つづつプレゼントを入れたりも。


一日一つ。 一気にあけないように・・・

クリッペ 
Krippe

キリストの降臨の場面をあらわした「クリッペ」。

「クリッペ」とは、飼葉桶を意味し、
聖書によれば、飼葉桶がキリストのゆりかごになった事から、
そう呼ばれているそうです。

すべての教会、クリスマスマーケット、家庭でも特設で作られます。
パーツは、クリスマスマーケットで手に入ります。

キリストの生誕シーンを、人形を見せながら子供達に
聞かせている姿をよく見かけます。


くるみ
くるみ割り人形

この時期、シーズンの胡桃。
胡桃はコレステロールを減らす健康食として人気があります。

ケーキに入れたり、プレツヒェンに入れたり。
スーパーでも沢山売られています。
また、クリスマスのプレゼントと一緒に
袋一杯もらったりもします。
(私ははっきり言ってどうしようか悩みましたが・・・)

この胡桃を割る為の物が、くるみ割り人形。
バレエでも有名ですね。

くるみ割り人形

そういえば・・・こんな歌も・・・

Advendskranz 
アドベンツクランツ


12月25日の直前の日曜からさかのぼって
およそ4週間の期間を、Adventアドヴェントと呼びます。
アドヴェントの語源はラテン語のAdventus。
ドイツ語の「Ankunft~到着~」を意味します。

神の子イエスの到着(生誕)を待ち、
最初のアドヴェントの日曜から各日曜日ごとに一本づつ、
ロウソクに火がともします。
敬虔なカトリック信者の多く住むこの
バイエルンでは風物詩です。



火の元にはくれぐれもご注意下さい。

イヴの夜の食事

Ente(鴨)丸焼きGanz(ガチョウ)丸焼き、
Pute(七面鳥)など、肉も肉!丸焼きが一般的。

鯉料理もクリスマスのメインディッシュとして知られています。


ガチョウ丸焼き 
これに紫キャベツ&ジャガイモ団子これ定番

鯉料理 Karpfen Blau

クリスマスソング

きよしこの夜、星はひかり・・・・と、あのクリスマスソングの
代表曲は、ザルツブルクから約20Km、ドイツ国境近くの
小さな町の教会で誕生しました。

Oberndorf bei Salzburg

日本からもツアーがある有名教会
(教会と言うかお堂という感じ)
「きよしこの夜教会」→
ミュンヘンから、車があれば日帰りが可能です。

また、毎年、マリエン広場の
クリスマスマーケットでは
日本人女性コーラスのコンサートがあります。
異国のクリスマスの優しい光の中で日本の歌を
聴くのは格別です。

ちなみに、ドイツのラジオでは山下達郎
「クリスマス・イブ」は掛かりませんが、
ラジオを聞いていると、Wham!の「ラストクリスマス」が
同じくらいエンドレス状態で掛かっています・・・

きよしこの夜の教会
教会のイベント

24
日から26日は、教会もフル活動。
ミサや音楽コンサートが行なわれています。

各教会の出入り口にはクリスマスの
一連行事予定が張られています。

普段、教会に行かない人も、この日だけは特別・・・、
と、言う人があまりにもたくさんいて、
教会の中は鮨詰めになっています。

教会という所は、天井は高いですが、
あまり換気がよい作りとは言えず、
1時間もいるとひとごみにもあてられ、空気も薄く感じます。
教会の外では、座って外の空気を吸い、
気分転換している人も見かけます。

大きな教会の前には、救急車も待機しています。

気分が悪くなったら、ミサ中で不謹慎かな?
と思っても無理をせず、そーっと退場しましょう。
お買い物はご注意。2006年は24.25.26日の最強3連休となります。
毎年、12月24日のお昼頃から、遅くとも14時にはほとんどの小売店・スーパー、デパートなど、
そしてクリスマスマーケットも閉店します。
その後25、26日は祝日となる為、23日にはすでにレジが混雑しています。

今年(2006年)は、23日が土曜日。
クリスマスマーケットも今年は23日までのようです(場所によっては24日まで)。

一般商店も
24日、25日、26日と閉店してしまう為、23日の土曜日はかなりの混雑が予想されます。

この3連休、緊急の場合(牛乳がない!トイレットペーパーが切れた!等)
中央駅、空港のお店を利用するか、ガソリンスタンドへ駆け込むしかありません

レストランも仕入の関係から、閉めるところや、クリスマス特別メニューのみになるところがほとんどになってきます。

また、24・25日はノイシュヴァンシュタイン城、ピナコテークを初めとした美術館など、
所謂「観光地」も閉まってしまいます。観光地に行かれる方は事前にチェックしておきましょう。
↓ミュンヘン観光局公式サイト(お城、博物館リンク)
http://www.muenchen.de/int/ja

↓バイエルン州お城サイト
http://www.schloesser.bayern.de/
ミュンヘンから日帰りできるクリスマスマーケット
てん子が日帰りでいままで行った所をご紹介します。
Nürnberg ニュールンベルク
世界的にも有名。
週末は年末のアメリカ横町並みに混み合っています。
人ごみをかき分け、なんとかグリューワインとレプクーヘンをGET!
帰りは超満員電車!ミュンヘンまで立って帰りました(約2時間半)。
以来行ってないんですけど・・・。
平日の昼間をお勧めします。

Rothenburg ob der Tauber ローテンブルク
電飾も少なくこじんまり。
同所の某「年中クリスマスの店」のイメージがあったのでちょっと意外。
でも街全体が中世そのものなのでタイムスリップした感じになれます。
Stuttgart シュトゥットガルト
マーケットが横長でかなりの規模(ドイツ最大規模だそうで)。屋台で売っている食べ物がバイエルンと少し違う。
出店屋台の屋根の上がとても凝っていてびっくり!
Augsburg アウクスブルク
ここは行ったというか、未遂に終わっているマーケット。
24日の夜に行きました・・・。
Bad Töltz バートテルツ
ゆるやかな坂道にマーケットが作られ、坂の上にはクリスマスツリー。
Salzburg ザルツブルク
マーケットを見守るように神々しくライトアップされた大聖堂がとても幻想的なのです。

ドイツ国内クリスマスマーケット一覧

ちょっと足を延ばして・・・ザルツブルグのクリスマスマーケット

ミュンヘンから、車は勿論、電車でも日帰りが可能なザルツブルク。
旧市街地が世界遺産にも指定されているロマンチックな町。

大聖堂前、ミラベル宮殿前など数箇所で行われています

DB(ドイチェバーン)週末券、バイエルンチケットなどでも行くことが出来ます。
Y.Suzuki前通過!
クリスマスデコ仕立てのトラムがミュンヘンを走ります。

グリューワインやレプクーヘンを楽しみながら、
クリスマスに彩られたミュンヘンの街を走って見ませんか?

Münchner Christkindl Tram  

・期間:12月2日-12月23日

・月曜~金曜 15:00~19:00
・土・日曜   11:00~19:30
        毎30分ごと

・乗車券:大人 1,50 EUR/Person
      子供6歳~14歳 : 50 Cent

      *定期券・回数券は使えません

◆コース◆Sendlinger Tor発(Ein- und Ausstieg) -Y.Suzuki前通過- Isartor - Lehel - Maxmonument - Nationaltheater - Theatinerstrasse - Lenbachplatz - Stachus - Sendlinger Tor

おまけ
クリスマスマーケットの他に、冬のTollwoodも始まります。
(オクトーバーフェスト会場と同じところ)
大晦日には花火があがります。
Tollwood - Das Winterfestival
11月29日~12月31日開催

マーケット:2006年11月29日-12月23日
イベント:11月24日-12月31日


場所;テレージエン広場 U-Bahn Theresienwiese
Open:月-金14.00 - 24.00, 土/日 11.00 - 24.00 Uhr