まだ夏は終わらない?!ミュンヘン名物。ビアガーデン情報
ミュンヘンのビアガーデンは、ビルの屋上にはありません。
「BIERGARTEN」とはつまり、直訳すれば「ビールの庭」。

その昔、ビール醸造所の地下に保存されるビール樽を熱から守る為、
その上の庭に、葉っぱの大きな木(KASTANIEN~マロニエの木)を植えて
地面に日陰を作りました。

ある日、ここに椅子とテーブルを置いて、作りたてのビールを売ればいいのでは?
と言うアイディアが。

このアイディアは大ヒット!瞬く間に広がりました。

で、ついでに食べ物を出しちゃえ、とお食事も出していたのですが、
レストランから、「それでは自分たちの商売あがったり」と反発され、
ビールだけを売り、食べ物は持ち込み制にした・・・と言うのが、
ビアガーデンの大まかな始まりだそうです。

現在では、ほとんどのビアガーデンにレストランが隣接し、ビールや食事を運んで来てくれる
場所もあり、また、普通のレストランのお庭席もBiergartenと呼ばれるため、混同されていますが、
ビアガーデンの基本はセルフサービスです。
そして、飲み物以外の持込が許可されています。

パン、サラミ、チーズ、サラダ、パスタ、丸ごとの野菜・・・なんでもOK。
ついでに、クッションやテーブルクロス、マイろうそくを揃え、
自宅の食卓を丸々移動してきたような、気合の入ったテーブルも見られます。

子供の遊び場も必ず完備されているので、昼間は親子連れも多く見られます。

ビールを飲みながら、チェスやカードゲームを楽しむ人、
一人読書をする人、ノートパソコンで仕事してる人、サッカーの話から政治の話まで
徹底的に語り合ってる人、マンウォッチングする人・・・・

個々様々に楽しめるところが、ミュンヘンのビアガーデンなのです。


ミュンヘンにおける、ビアガーデン4ヶ条とは?

1.) den obligatorischen Kastanienbaumen,
カスタニアの木がある事(一説では3本以上)

2.) echten Holztischen,
本物の木のテーブルである事

3.) Selbstbedienung
セルフサービス

4.) der Moglichkeit, die eigene Brotzeit
食べ物の持込がOKな事

上記の条件をクリアーしているのが、本当のビアガーデンなのです。

ノイエピナコテークにあるアウグスティーナービアガーデンを
描いた1883年頃の作品。
今と殆ど変わらない風景。

英国公園 中国の塔のビアガーデン
塔の上で民族音楽が演奏される事も。

昼間からOKです。

これが噂の塩さばの丸焼き!
ご飯と味噌汁があれば野外で
「塩さば定食」!!

AugstienerkellerやHirschgartenでは
炭火焼のさばが食べられます。

Michaelgaren 沈む夕日を眺めながらビールを楽しむ

ミュンヘンの有名ビアガーデンここに記載してあるビアガーデンは、ごくごく一部です

●最寄り駅の記載していないビアガーデンは、公共交通機関から離れています。
●正確な場所は、各公式サイトでご確認下さい。
●すべてのビアガーデンには駐車場が隣接しています。
(飲んだら乗るなは基本です。アルコール残量に注意しましょう)
●飲みすぎには注意しましょう。

●更なるビアガーデン情報は、本も沢山出版されていますし、ミュンヘン・オフィシャルホームページでも見ることが出来ます。
飲めるビール 飲めるビール
Viktualienmarkt
ヴィクトアリエン市場

最寄り駅:Marienplatz

時間の無い観光途中や、買い物途中にも立ち寄れ、
最も行きやすいビアガーデン。

日替わりでミュンヘンのビールを楽しむことができる。
半分(500ml)のサイズも有り。

日曜・祝日は市場に合わせてお休みなのでご注意。
座席数:約1000席
Hofbräukeller
ホーフブロイケラー
Wiener str.19 
最寄り駅U4/U5 Max-Weber-Platz
Tram 18 Wiener Platzが目の前

新聞社の人気投票でたびたび一位を取る、
超人気のビアガーデン。
昼は親子連れ、夜は会社同僚や、仲間同士と、
地の利も良いので、とにかく人が多いのは少し難点。
まだ人が集まりきっていない、平日の18時頃までに席を確保
すると良いでしょう。

昼間のみ、半分(500ml)サイズ有り。

座席数:約2000席

広大な英国公園に点在するビアガーデン
http://www.englischer-garten.de/

Chinesischer Turm 中国の塔
最寄り駅:Bus:54 Chinesischer Tirm

観光客が多い為、ジョッキにデポジットがかかっています。
レジでもらったコインと引き換えにお金が返ってきます。
座席数:約7000席
Paulanerkeller Nockherberg
Hoch str. 77
最寄り駅:Tram 15 or 25 Ostfriethof

パウラーナー直営のビアガーデン
通称、Nockherberg。
1999年火災にあってしまった伝統的ビアホールの改装と共に
ビアガーデンも新装。とてもピカピカ。


座席数:2000席
Aumeister 
英国公園最北に位置するビアガーデン
公園を散策中の人が多く、自転車が沢山停まっている。
座席数:2500席
Seehaus
湖のそばにある、おしゃれなビアガーデン。
座席数:2500
Hirschau
隠れた名所!ジャズ演奏もあり。
座席数:1400席
Augstinerkeller
Arnulfstr.52
80335

最寄り駅:Hackerbrücke

ミュンヘン一番人気のビール会社、
アウグスティーナの直営ビアガーデン
芸能人や有名人の姿も見られる
(その人有名人だと分かるかどうかは別として)

座席数:5000席
常連席:200席
Waldwirtschft Grosshesselohe
Georg-Kalb-str.3
82049 Grosshesselhoe
その昔、この付近の住民からの苦情で、ビアガーデンの
閉店時間が21時とが早まりそうになり、
それに抗議し2万5千人のデモが起こったと言う
伝説のビアガーデン。(現在は22時から23時)
ジャズを聴きながらビールが楽しめます。


座席数:2500席
レストラン座席数:250
Hirschgarten
Hirschgarten 1 80639

鹿公園。その名の通り、柵で囲われた大きな敷地の
中に鹿が放し飼いになっている。
ミュンヘン最大(ヨーロッパ最大)のビアガーデン。
その席数なんと8000席。小遊園地も有り、
親子連れには最適。
ビールグラスを自分で洗うシステム。


Ostpark Michael Garten
Feicht str. 10
81735
最寄り駅:U5Michaelibad +徒歩5分

ミュンヘン東公園内の、大きな池のほとりにある、ビアガーデン。
ファミリー層が多い。
開放感のある気持ちのいいビアガーデン。

座席数:3400席
ちょっと足を延ばした郊外のお薦めビアガーデン
Aying
ミュンヘンから南東のAyingにある、
ミュンヘン市内でも人気の高いビール。
こじんまりと、綺麗にまとまった感じのビアガーデン。

座席数:500席

Kugler-Alm


ラードラー発祥の地。
ミュンヘンの南、Oberhachingの
森のはずれにあるビアガーデン。
夜は冷え込むのが早いので、夜行かれる方は寒さ対策を。


座席数:2500席
Kloster Andechs

アンデックス修道院ビール

その昔、巡礼者に振舞われた伝統のビールが、
今でも修道院内で作られています。
自家製のビールと巨大シュヴァイネハクセが名物。

半屋外:300席
屋外座席数:300席
ビアガーデンのいろいろ

●ビアガーデンの席の見つけ方

テーブルクロスのかかる席は、レストランの席。Stamtischと書いてあるテーブルは常連席。
それ以外は、何処に勝手に座ってもよい事になっています。混雑中は、相席が基本。
Frei?(フライ?空いてますか?)と指を差し、先客がうなづけば座ってOK。

●ビアガーデンの食事

基本が持ち込みなので、食事はやや高め、そしてどこのメニューもだいたい似たり寄ったりです。
肉肉油油したお料理が殆ど。
シュヴァイネハクセ、シュヴァイネブラーテン、ロールブラーテン、焼きソーセージ、カリーヴルスト、スペアーリブ、チキンウイング、鶏の丸焼き・・・
付け合せは、フライドポテト、ポテトサラダ、ジャーマンポテト・・・
なかなかワイルドなお料理です。
お薦めはさばや、マスの丸焼き~

料理はすでに並んでいる所が殆どなので、見たまま、指差しで注文することが出来ます。
料理、飲み物はすべて、レジで支払います。
チップは不要ですが、レジには小銭入れが用意されており、暑い中お仕事をしている人に心づけを入れている人もいます。

食器は場所により、回収してくる人に渡すか、一箇所に集められている場所へ持って行きます。
ビアガーデンによって違うので、周りを見渡し、判断しましょう。


●ビアガーデンの真の楽しみ方~持ち込み編~

パン、サラミ、ソーセージやサラダ、冷パスタ など思いつくものは何でもOKです。
丸ごとの野菜をその場で切って食べている人もいます。

また、丸焼きのさばやマスを食べられるところもありますので、
大注目を浴びますが、お醤油やご飯、枝豆、お箸も忘れずに(笑)


ビアガーデンの営業時間

朝の10時頃から、夜は23時頃が平均的営業時間。但し、食事が出来るのは22時頃までと言う所が多い。
大体、5月中旬頃から9月のオクトーバーフェストの前頃まで楽しめます(天候によりけり)。
期間中の休みは無し
(除く:Viktualienmarktやレストランのビアガーデン)

例外はChinesischer Turm。何処よりも早くオープンし、何処よりも遅く閉まります(お天気がよければ11月頃まで)。
そして、真冬でも天気の良い小春日和になると、直ちにオープンできるよう準備されています。







ミュンヘンのビール会社
ドイツには大小あわせ、1500以上もの醸造所があるようですが、
ミュンヘンを代表する大ビールブランドは以下の7社です。


近代化の波、外国ビールの氾濫、若者のビール離れ等が進み、大ビール会社と言えども、経営が大変なようで、
ここ数年は、生き残りを掛けた合併劇(おおげさ?)が繰り返されています。

Augustinerbräu
http://www.augustiner-braeu.de/
創業1328年
ミュンヘンで一番古い醸造所。
エクスポート(下面発酵のHellesより濃度の濃いビール) "Edelstoff"が特にミュンヘナーに人気。
Franziskaner
http://www.franziskaner.com/
創業1363年
ミュンヘンのAU地区発祥。1992年にシュパーテンと合併。
聖フランシスカーナー修道院に由来する為、修道僧がシンボルマークとなっています。
Hacker-Pschorr
http://www.hacker-pschorr.de/index.php
現在はPaulanerグループ。
その歴史は古く、15世紀には基本ができ、18世紀に
Hacker-Brauerei" "Brauerei zum Pschorr" が合併。
キャッチフレーズは"Himmel der Bayern~バイエルンの空~"。
ミュンヘンのサッカーチーム1860ミュンヘンのオフシャルスポンサー。
アリアンツアリーナ内でも飲むことが出来る。
Hofbräuhaus
http://www.hofbraeuhaus.de/
創業1589年。
誰もが一度は訪れる超有名ビアホールを持つ、元バイエルン王国の宮廷ビール醸造所。
Lowenbräu
http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/worldbeer/lowenbrau.htm
創業1383年。アサヒビールと提携している為、日本で一番見られるドイツビール。
1997年にSpatenと合併。
Paulaner
http://www.paulaner.de/
1634年に修道院ビールとしてスタート。
毎年5月に行なわれる Starkbier祭りで有名。
サッカーチーム、バイエルンミュンヘンの
オフシャルスポンサー。
アリアンツアリーナ内でも飲むことが出来る。
Spaten
http://www.spaten.de/
1397年創業。1894年にHellesビールを最初に造った会社。
現在は、Spaten-Franziskaner-Gruppe (Spaten, Franziskaner, Lowenbräu, Unionsbräu)として、
ミュンヘン最大規模のビール会社となっている。


上記のビール会社だけでも、年間6,0 Millionen Hektoliter(1ヘクトリッター=100リットル)のビールを製造しているそうです。


ミュンヘン・ビアガーデンの基本ビール

ビアガーデンの基本サイズは1リットル(Maß)です。

バイエルンのビールの正式単位(昔は1,069 Literでしたが、現在は1Liter)
Maßkrug と言う、ジョッキにビールがつがれます。
よって500mlのサイズのグラスの事をビアガーデンでは「Halbes半分」と呼びます。


すべてのグラスには内容量を示す線があるので、その線より下過ぎる場合は足してもらえるのが基本。
忙しいビアガーデンでは、泡が沈むまで待っていられないので、間々ならない事が多いのですが・・・


Pilsビールはビアガーデンには置いていません。
(レストランのテラス席や、レストランが隣接しているところは別)

アウグスティーナーの"Edelstoffエクスポートビール
(下面発酵のHellesより濃度の濃いビール)

Helles
(ヘレス)
ミュンヘンの人が「とりあえずビールね」と言うと、このHellesbierの事を指す。
色が淡いと言う意味。
ミュンヘンで最も飲まれている基本のビールで、下面発酵のいわゆる、ラガービール。
Dunkelsと呼ばれる濃い色(こげ茶色っぽい)のビールもある。

Weißbier(ヴァイスビアー)
小麦モルトで作られたビール。
正式には小麦モルトの割合でWeizenbierとWeißbierと区別されるそうですが、
ここミュンヘンでは殆どの場合Weißbier呼ばれ、
Weizenbierと注文すると「え?」と、聞き返されることも。
この白ビールにも、Dunkelsweißbier(濃い色の白ビール)がある。

このビールは500mlが基本サイズ。

Radler(ラードラー~自転車乗りの意~) 
Hellesビールのレモネード割り。

1922年にクーグラーアルムで考案。
あまりの暑さにビールが無くなりそうになり、レモネードで割って出したら大ヒットと言う、
偶然の産物的飲み物。
名の通り、自転車乗り、アルコールに弱い人にも向いています。